信頼できるスタッフの特徴

人事

先日はスタッフについての記事をいかにも悩んでるっぽいテイストで書いてしまいましたが…

いや、こんなことを言うのもおかしいのですが、実は現状の私の塾のスタッフ戦力はかなり充実していると思います。アルバイト含め過去最高の戦力かな、と。あんまり言っても自慢になっちゃうのでこれでやめますけど。

今回の記事は元ブログの検証ネタではなく、今現在、私の塾のスタッフ達を振り返った時に、「ここが信頼できるな。」という部分を書いていきたいと思います。

上司や先輩よりも生徒(顧客)優先!

たとえば上司や先輩講師がある生徒対応をしていたとして。その対応が明らかに間違っている時。間違っているというのは、指導法とかそういうのではなく、「人として間違っている」とき。

端的に言えば、生徒の気持ちを傷つけていたりした時。モラル違反になるような接し方をしていた時。

上司や先輩講師に、「それはおかしいですよ!」と面と向かって言えるかどうか。極論、経営者に向かってでも、目の前のお客様(生徒)を守るために意見を言えるかどうか。かなり難しいと思います。

でも、私の塾には有難いことにこれができるスタッフがいるんです。上司の目ではなく、生徒たちの目を気にすることができるというか。お客様(生徒)を守るためなら、職場の立場を超えて意見ができるというか。

これは誤解を招きそうなので補足しておきますが、「好き勝手に自分の意見をぶっ放しまくる」ということではありません。むしろ逆です。

職場の倫理観や職場の方針に照らし合わせて、「それは違うんじゃないか」と意見できるということです。

人の上に立つとどんどん自分に対して甘くなっていくことがあると思います。もちろん、私もそういう部分が存分にあると思っています。創業当時の塾(会社)の理念は立派だったのに、徐々に忘れて行ってしまうんですね。そして、いつしか傲慢になる。自分の間違いに気づけなくなる。人に謝れなくなる。自分が言うこと、自分がやることは全て正しいと思い込むようになる。

そういう時にこういうスタッフがいてくれると、すごく助かるんです。いや、大げさな表現ではなく、こういう素直でひたむきなスタッフがいてくれることで、会社の危機が回避されることすらあると思っています。

自分の感情優先、自分の都合優先、自分の主義主張優先で無責任にアレコレ言ってくるのはどうかと思いますが、そうではなく顧客目線で、会社の理念に従って諫めてくれるスタッフは貴重です。

いつも顧客(生徒)目線で、ときには生徒を守るために上司や先輩にも意見を言えるスタッフは貴重です!そういうスタッフこそが、傲慢になった上司や経営者に塾(会社)の理念を常に思い出させてくれるのだと思います!

自分の仕事に固執しない。

もちろん、職場の中には自分が優先して取り組まなければいけない仕事ってあります。自分の担当業務ですね。でも信頼できるスタッフはそれに固執しないんですよね。

自分の仕事を早く片付けたら、すぐに周りを見たり、先を見たりしてくれる。だから自分の担当業務が終わっても、ボケーっとしないんです。すぐに「何か手伝うことありますか?」と声をかけてくれたり、新しいことを自分で見つけて+αの仕事をしてくれたりするわけです。

こういうスタッフは、自分自身の持ち分を決めていない気がします。職場の仕事というのは全てが自分の仕事であり、自分の担当業務が片付いたら他人の担当業務もやるのが当たり前、みたいに考えているのかもしれません。

当然、そういう人は周りから信頼されますよね。だっていつも助けてくれるんですから。逆にその人が困っていたら助けたいと周りの人も思うでしょうし。

こういう人がいると一気にチーム力は上がると思います。とくに後輩スタッフに対して、兄貴分的にこれができる人は貴重です。

自分の担当業務に固執せず、時間があれば他人の担当業務を手伝ったり、新しい仕事を作ったりできる人はチーム力を強化してくれます。とくに後輩を助けられる兄貴分はチームには欠かせません!

責任を負える人。

一番貴重な人材はこれができる人です。責任を自ら負うことができる人。もちろん、最終的な責任は経営者が負わないといけません。それはもう絶対です。

でも、やっぱり経営者も人ですから。責任を負うことが仕事だって分かっていても、精神的に大変な時ってありますよね…(とくに私なんかは未熟者なんで、いつも逃げたい逃げたい思ってますから。。)

そんな時に、部下や後輩に向かって「何かあったらまず私に言ってくれ。私に言ってもらえれば、私が何とかするから。私に伝えてもらえれば後の責任は私になるんだから、困りごとは隠そうとしないでくれ。とにかく困ったら私に言いなさい。」と堂々と言える人材。

部下や仲間のミスに対して改善指導しながらも、最後には「自分の伝え方が甘かった…」と自らの反省に繋げられる人材。

おそらくですが、個人塾経営においてこのレベルの人材の登用というのは相当難しい話になってくると思います。私自身は全く無能な経営者ですが、このレベルの人材の登用に成功したという点においては、かなり恵まれた経営者だと思っています。

このレベルのスタッフがいると、精神的な負担はだいぶ軽減されます。人を雇うと精神的負担が増えるのが常である経営者において、精神的負担を軽減してくれる貴重な人材には本当に感謝しなくてはいけません。

周りの仕事に対しても責任を負う覚悟のあるスタッフは一番貴重だと思っています。経営者の精神的負担は増えることはあれど、減ることはほとんどない気がします。精神的負担を軽減してくれる人材というのは、かなり稀な存在ではないでしょうか。

それでもいつも上手く行くわけではない。

かなり戦力的に恵まれている今の私の塾ではありますが、常に100%上手く行っているかというとそういう訳でもありません。

当たり前ですが、どのスタッフも得意不得意があります。上手く行くこともあれば失敗することもあります。その失敗に対して、たとえば私の指摘の仕方が良くなかったり、受け止めた表情や態度で誤解をされたり。それによってスタッフ達がモチベーションを下げてしまい、その様子を見て私がまたストレスを溜めたり。一つの失敗、一つの良くないやり取りから、意外に大きな負のオーラが蔓延することもあったりします。

そのあたりに自分自身の経営者としての未熟さを感じるわけですね。人とのやり取り、人の気持ちの捉え方、やる気を出してもらえるためのアプローチ、そういう部分はまだまだ勉強が足りないと思っています。

過去最高の戦力を生かすも殺すも、結局は私次第だと思いますから。それは経営者であれば、誰しも同じことなんだと思いますけど。

過去最高の戦力も私の考え方や接し方が未熟であれば、結局チームとして良いパフォーマンスはできないだろうな、と。チームとして良いパフォーマンスを発揮するためには、私自身が1つ1つの事案に対して過度に心を囚われることなく、偏ったものの見方をすることなく、スタッフ達を信頼する力が何より必要な力だと。

先日は「任せたらダメなスタッフ」という記事を書きましたが、幸いにして今はバイトも含め任せることができるスタッフばかりが揃っていますので、私自身に「人に任せる力」が必要なんですよね。頼りになるスタッフばかりで「こんなに任せちゃって大丈夫か…?」みたいに勝手に不安になってる部分があるんですよね。。そういう気持ちが記事に乗り移って悩んでる臭が醸し出されちゃうのかもしれませんが。私は根本が臆病者なので。

何となく日記的な記事になっちゃいましたね…。まあ、今回の記事は今現在のMr.Mの立ち位置ということで。今の戦力で結果が出せなかったら、本当にクズ経営者だと思います…( ;∀;)

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