無料イベントって意味がない?

宣伝広告

今回検証するのはこの記事です☟

だいぶ調子こいた記事を当時の私は書いちゃってますね…

たしかに世の中の学習塾、多くは大手塾になりますが「無料」攻勢は相変わらず続いています。

「無料」どころか、今や「キャッシュバック」や、「クオカード10,000円分進呈」などかかげる塾もあるとか…

当時の私はそういうのはもはや意味がない、と断じていましたが果たして…

「無料」が意味ないなら大手塾はやらない

ハッキリ言って「無料」の効果はあると思います。

というのは、仮に意味がないなら大手塾(大企業)はやらないからです。

当時の私はだいぶ世間知らずだったのでしょう。大手塾(大企業)がどれだけ宣伝広告に金をかけているか。集客の研究をしているか。そのあたりに考えがまるで及んでなかったのだと思います。

実際に、サロンメンバーの話を聞くと、「近くに大手塾ができて開校キャンペーンで無料攻勢を行っている。それが原因なのか、今年は問い合わせが極端に少ない…」ということも出てきます。

私自身も、今年1名無料攻勢を仕掛けている中堅塾に生徒を1名取られてしまいました…( ;∀;)

効果があるかないかで言うと、ハッキリあると思います。

個人塾が「無料」をやるべきかどうかで言うと…やっぱり微妙

では、個人塾がやった方がいいかどうかで言うと微妙です。

というのは、大手塾と同じことをやっていたら、結局お客様は大手塾に行くからです。

あなたが水道工事を頼むとします。大手企業の名前があるところが初回無料キャンペーンをやっていたとします。同様に、自宅を事務所にしているような街の小さな工事屋さんが初回無料キャンペーンをやっていたとします。どっちを選びますか?

あなたがものすごくお腹を空かせていたとします。見知らぬ土地で2軒続けてラーメン屋さんが並んでいたとします。1つは日〇屋、もう1つはメッチャ小さい個人店。どっちの店も無料キャンペーンをやっていたとします。どっちを選びますか?

結局、「無料だから」という理由で選ぶお客様というのは、そこまで深い選択理由を持っていないような気がするんです。「同じ無料だったら大手の方が安心だよね。」となる可能性の高いお客様だと思うんです。

同じ無料なのにわざわざ小さい個人塾を選ぶということは、それなりに理由がある気がします。「面倒見が良いと友達から聞いた」とか、「その塾にいる先生に教わってみたい」とか。そういう明確な選択理由があるとすれば、仮に無料じゃなくても選んでもらえるような気はするんです。「無料じゃないけど、これはこの塾でしか受けられないサービスだ」というのがあれば。

大手塾が無料攻勢をやることによって、ライトな動機の消費者は大手塾に取られちゃうと思います。でも、仮に個人塾が無料攻勢をやったとしても、結局そのライトな動機の消費者を取り返すことはできないかと。大手塾の無料攻勢の影響力が薄くなるまでは何とか我慢して、コアなファンが増えるまでやれることをやって耐え忍ぶしかないのではないでしょうか。

開校スタートダッシュ期はやる人が多数

とはいえ、開業期の「誰も自分の塾を知らない」状況だったら、「開校無料キャンペーン」などは効果があるかもしれません。というか、ほとんどの人がそれはやっています。私はやりませんでしたけど…

「開校無料キャンペーン」の威力かどうかは分かりませんが、私が運営しているサロンメンバーの中で開校スタート期に私よりも集客が少なかった人はおそらく一人もいないと思います・・・( ;∀;)

そう考えると、「開校無料キャンペーン」はやはり効果があるんじゃなかろうか…と。(私の場合は無料キャンペーン云々ではなく、アパートの1室だったこともだいぶ影響していると思いますが。)

まあ開校時って何の実績もないですから。正直、無料キャンペーンくらいしか武器もないですよね…。

開校時は生徒1人の重みがかなり大きいので、無料キャンペーンに大して効力がなかったとしても、やれることは全部やる精神でやった方がいいかもしれません。開校時の生徒1名の違いは、その後の塾経営の拡大スピードにもだいぶ影響するでしょうし。

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